月別アーカイブ: 2018年1月

森田恭通写真展

ライカギャラリーにて開催1月19日から4月7日まで銀座にあるライカギャラリーにて森田恭通氏の写真展が開催されている。人気インテリアデザイナーとして世界中で仕事をする森田氏が写真家宣言をして約3年になる。白色陶器のような質感と滑らかな曲線美を追求したポーセリンヌードのシリーズをパリフォトで発表して以来、写真家森田恭通として活動を始めたのだが去年は写真集も発売して作家としての道のりを着実に歩みつつある。森田氏の写真はライカを使って撮影されプラチナやシルバープリントといった今ではあまり主流でないプリントにこだわって制作される。その大胆な構図やミニマルに切り取られたヌードのイメージも素晴らしいが黒から白へと移り変わるグレーのグラデーションが実に美しくプリントからは写真のものとしての存在感が力強く迫ってくる。今回もポーセリンヌードを発表したが特筆したいのは同時に発表された一連の花の写真である。今まで見たことのない陰影と形で撮られた花々の孤高の存在感と艶めかしいい生命力は注目すべき作品で度肝を抜かれた。開催期間も長いので是非ご覧いただくことをお勧めします。

注目の若手作家による2人展。

新年最初に紹介するのは若手の2人展。

2018年最初に紹介するのは渋谷ヒカリエにある8/ART GALLERY/TOMIO KOYAMA GALLERYにて開催中の2人展である。西太志と矢野洋輔による展覧会「居心地の良さの棘」は昨年から開催されていて見に行かなくてはと気になっていた展覧会だった。気になっていた理由とは二人とも1980年代生まれの若手作家だからでどんな表現をするのか是非見て見たかったのである。ピカソも大好きだしウォーホルも大好きだがアートフェアやミュージアムででそういう巨匠の作品を見るのとは違う意味で若手作家の今作っているリアルタイムな表現を見るのもとても好きだ。若手の作家に関しては作品の見方や見る時の気持ち、見た後に思うことなどが違ってくる。今活動していて、しかもまだ若くてこれからも様々な作品を作るだろうなという作家を見る時には「作品の見方」が変わる。そんな目でこの若手二人の作品を見ると二人ともそれぞれにとても「いいセンス」をしているし世界に通用する感性と表現力を持っている作家だと感じた。さすが小山登美夫さんが可能性を感じるだけあって二人とも素晴らしい作家としてますます活躍するような可能性を秘めていると思う。世界に通用するセンスのある作品だということはとても大事で、それが日本的に世界に出れるセンスでもいいし世界のアート作品の文脈におけるセンスの良さでもいいのだ。そう言う意味でまずセンスがいいかどうかはとても重要だと思っているので今回の2人展はとてもワクワクする展示として見させていただいた。