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artwork ahead 2013.07.09

岡本太郎版画展

2013年4月10日~4月29日 @ 8/ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery

岡本太郎8 岡本太郎6 岡本太郎1 岡本太郎7

東京の様々なアートを見に行き、その感想をリポートするこのコラム、まず紹介するのは渋谷ヒカリエ8階にある小山登美夫ギャラリーで開催された岡本太郎の版画展。

岡本太郎というと、日本の画壇には属さず、独自のスタイルとスタンスを貫いた孤高の芸術家って印象が強い。

または、テレビコマーシャルなんかにも出たりした世間的にも有名な芸術家かな。

彼の作品は絵画から彫刻、パブリックアート、プロダクトデザイン、文筆業、写真まで実に幅広い。

渋谷の駅構内にある巨大な作品「明日の神話」は見たことある人も多いはずだ。

今年が生誕100年ということで色々と注目の作家でもあるが、今の若者は岡本太郎を知っているのだろうか?

フランスで絵の勉強をしていた頃にはシュールレアリスム運動の騎手アンドレ・ブルトンにその才能を認められた凄い芸術家だ。

しかし、日本人が知っている彼はむしろ「芸術は爆発だ!」や「座れない椅子があったって良いじゃないか」といった今なら流行語大賞になりそうな名言を残したちょっと変わったおじさまという感じでだろうか。(大阪万博の太陽の塔も有名ですね。)

ところで、彼の作品には「眼」がよく出て来るのだが「眼は存在が宇宙と合体する穴」なのだそうです。

そして、優れた芸術の未来はシネマやラジオ、テレビジョンにあるといち早く見抜いた芸術家でもあった。

芸術は大衆のものだという彼の思想を表すエディション作品(量産品)をその時代を感じさせるアンティークな家具とともに展示したこの展覧会、岡本太郎ワールドの一旦を肌で感じられる面白い趣向の空間だった。