ARTRANDOM

artwork ahead 2013.09.16

ELM 15 

2013.9.13~9.30 @ GYRE HARAJUKU

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ヒロ杉山さん率いるエンライントメントはグラフィックデザインからミュージックビデオ、アートまで幅広い活動を続けて来た。
そのエンライントメントが今年で設立15週年となり原宿のGYROで回顧展?のような展覧会、ELM 15を開催。会場には過去の様々な作品が展示されていたが、懐かしい作品もあり、初めて見る物もありでとても楽しい。バナーのように過去のグラフィック作品が天井から吊り下がっていたり、ミュージックビデをも見る事が出来た。ヒロさんはアーティストとしてhiromi yoshii Galleryにて斬新な試みの作品を数多く発表して来たがそれらも一部を見る事が出来た。様々な仕事の足跡を垣間見ると、ヒロさんがとにかくデザインやアートが大好きなのが非常によく分かる。15年前というとちょうどマックが一般にも普及し始めてデジタル作品が流行り始めた頃で、エンライントメントはその新しいコンピューターによるデザインとアートの表現を牽引して来たトップランナーといえる。その後に続く多くの若者に多大な影響を与えたのは言うまでもないが、これからも影響を与え続けるに違いない。最近はアーティストをキュレーションしてシルク作品を作らせ、エデッィションを低価格で販売するなどのプロデュース業の方でも活動をしているが、アートを若者にも普及させたいという願いが強くあるのだと話してくれた。ヒロさんの作品は全て大好きだが特に好きなのは写真をデジタルで再現した緻密な作品で遠目には写真のようでも近くで見ると色や陰影が小さなレイヤーのように区分されてひとつのイメージを作り上げているというもの。会場にも何点か展示されていたけど特に凄いのはフクロウの絵で何度見ても驚かされる。人間の見る物はスムーズに見えても実際は細かな色や光の集積で成り立っているというのをリアルに感じさせてくれるような作品だ。それにしてもデザインやアートにとってコンピューターの出現とはちょうどウェッブの出現で我々のコミュニケーション方法が革命的に変化したのに匹敵すると思う。そして数々の新たなアプリケーションは今も表現の可能性と領域を広げ続けている。時々思うんだけど、もしもピカソにマックを与えたらいったいどんな作品を作るのだろうか?もしくはウォーホールがマックを使っていたらどんな事をしただろう。その昔、絵の具のチューブが開発された事で画家が絵の具を外に持ち歩けるようになった事が印象派を生んだという話を聞いた事があるが、テクノロジーの進化と表現は常に密接な関係にある。だけど、もしもタイムマシンがあったらマックを過去に持って行ってダヴィンチとかミケランジェロみたいな偉大な芸術家に使わせてみたいなあ。