ARTRANDOM

artwork ahead 2013.11.17

ignore your prospective 19

11月16日〜12月14日 @ 児玉画廊

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ignore your prospectiveではいつも斬新なグループ展を企画して来たが今回は初紹介の作家2名を含む4人の作家の作品を展示していた。以前見た作家の作品もあれば初めて見る作品もあり見応えある展示だった。
佐藤克久さんは6月に個展をしたのが記憶に新しいが色と形の構成によるペインティングと立体を今回も展示している。彼の色彩感覚は実に希有であり、今後も新しい表現に期待が膨らむ。石田浩亮さんの作品は初めて見たが道頓堀の川の水面に写る街の色は信じられないほど美しく、まるで抽象画のような瞬間を切り取った写真作品は凄く面白くて刺激的だ。黒澤潔さんは初めての展示という事だが、同じ大きさの木の土台にガラスを挟んで両方の土台の上に同じ大きさと位置で球体を置き、見る者にガラスが鏡に見えるような感覚を持たせるような不思議な作品や、白いオブジェの組み合わせの作品など、シンプルだがちょっとシュールなインスタレーションを制作している。もう1人の初出展作家、清水信幸さんは盛り上がった色の固まりがキャンバスに散りばめられた彫刻のようなペインティングを制作している。作品はそれがギャラリーであれ、ミュージアムであれ、個人宅であれ、空間に置かれる、または、飾られる。今回のグループ展では4人の異なる表現の作家の異なる作品が面白いハーモニーでギャラリー空間を縦横無尽に行き交いながらひとつの空間を作り上げている感じがした。児玉画廊としても「space aesthetics」=「空間エステティック」という趣向で今回の展示を提示したと聞くとなるほど頷ける展覧会だった。こうしたグループ展で日本の若い作家達をどんどん交差させ、突き合わせるのは見る者にはもちろんだが作家達にとっても刺激的な機会となるに違いないと思った。