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artwork ahead 2014.09.13

芦田尚美「ポケットダイビング」

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渋谷ヒカリエにある小山登美夫ギャラリーにて陶芸作家の芦田尚美さんの展覧会を見た。京都在住の作家さんだが展覧会の為にご自身も展覧会場にいらっしゃっていたので少しお話しをしたがとても優しい感じの温和な人柄が伺える方だった。作品の方もその人柄を表すかのように淡く優しい色使いで繊細な陶芸作品だ。彼女の陶磁器は伝統的な技法によって制作されているので普通使いの器としても使い易そうではあるが、なんといっても様々なテーマの元に制作されるアート作品としての陶磁器作品が魅力的である。淡い色はどこか西洋的な印象を受ける色合いでテーマもジーンズや白熊、海外の便箋、海外の食料品のパッケージやチューインガムなど様々である。また、木の葉のような自然のモチーフや、ねじれたような形のさまざまな花瓶もその形と奇抜な色使いが作品群に一層のインパクトを与えている。陶磁器は誰でも毎日使う日用品であるが、同時に作家が作った作品でもあるのだという事実を彼女の展覧会を見て今更ながらに実感した。これらの作品は壁に飾るも良し、置物として愛でるもよし、毎日の食卓や特別な食事会に使うのも良しと様々な楽しみ方が出来るアートと言えるのではないだろうか。