ARTRANDOM

artwork ahead 2014.11.16

ORBIT Hiro Sugiyama

2014.11.8~12.6 @ hiromiyoshii roppongi

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六本木のhiromiyoshiiギャラリーにてヒロ杉山氏の展覧会を見た。グラフィックデザイナーとして、またビデオ映像を駆使するVJとしても活躍するヒロ杉山氏だが、アーティストとしての作品はこのhiromiyoshiiギャラリーで発表している。前回はスプレーペイントを使った抽象画だったが、今回は一転、絵の具を使った抽象画に挑んでいる。主に銀色の絵の具で,数点は黒い絵の具で描かれているのだが、描くというよりは刻むという感じの印象だ。自由な線はキャンバスいっぱいを縦横無尽に走り回るかと思えば沢山の小さな円でキャンバスを埋め尽くす。花を連想させるような形もあったり中央から外へ波紋状にのびる線もある。様々な線が銀色のキャンバスの上で自由に動き回り跡を残した、そんな感じの絵だ。銀色の絵の具は厚めに塗ってあるのでまるでアルミかなにかの金属に見える。その上を金属がまだ熱く固まり切らないうちに瞬時にスクラッチで跡を付けたような感じがした。前回はスプレーだったが今回は銀の絵の具に線を刻むという方法で独自の抽象画を描いているわけだが表現方法は違っても根底にある表現したいイメージは同じである。今回は銀色なのでキャンバスの前に立つと自分も含めてうっすらと銀の表面にこちらの色や影が映り込むのも面白い。きっとこの絵を買った人はそれを飾る場所によって絵の雰囲気が変わる事に気が付くだろう。そういう狙いもあって銀の絵の具を使ったのかもしれない。抽象画は具体的に何かを描いているのではないので見る人によって絵から受ける印象は様々に異なったものになる。そして、これら銀のシリーズは飾る場所によっても更に印象の違った絵になるところが特に面白いといえる。