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artwork ahead 2014.11.17

ジュリアン・オピー 「StreetPortraits」

2014.11.14~12.20 @ SCAI THE BATHHOUSE

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谷中のSCAI THE BATHHOUSEギャラリーにてジュリアン・オピーの展覧会を見た。「Street Portraits」と題された展覧会はその名の通り、道行く人達や人物のポートレイトが主役だ。ギャラリーの中央に建つ黒い電光掲示板のオブジェは装置になっていて白いライトで表現されたオピー独特の人物フィギュアがその中を右から左、左から右へと次々に横切って行く。見る側は一瞬のチャンスでそれが男性なのか女性なのか、会社員か走る人なのかなどを認識する。ポートレイトもオピーのトレードマークともいえる簡略化された線と色で平坦に表現されているのだがその簡略化の加減が実に絶妙である。シンプルになってはいるのにその人物の内面を失う事なく作品に封じ込めたような、それは一目見ればオピーの作品と分かる彼が独自に獲得したスタイルだ。今回はキャンバス上にシールのように色を貼って描かれた作品と巨大なプラスチックのカラーパネルを組み合わせて作られた作品の2タイプがあるがどちらも非常に丁寧に作られていて近くで見ても遠くで見ても非常に魅力的である。彼が出現してもう10年以上にはなると思うがこの彼独自のスタイルには飽きがこない。それは彼が興味を持って取り上げる作品の描く対象がいつもハッとさせてくれるような奇抜なものに最初は思えるが実は見の回りに溢れている非常に普通なモチーフばかりだからなのかもしれない。