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artwork ahead 2015.04.13

桑田卓郎展

2015年4月4日~4月18日 @ 草月会館1F

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陶芸家、桑田卓郎の大型作品展が青山の草月会館1階にあるイサムノグチ設計のホールにて開催された。現代陶芸でありながら古来から伝わるひび割れの技法など焼物の秘める予想外な仕上がりの可能性をふんだんに駆使した彼の作品は常に斬新である。色は驚くほどカラフルで刺激的、また生き物のような息吹を感じる独自のフォルムも大胆なその陶芸作品は実用的な茶器のような物からオブジェとしか表現しようのないものまで幅広い。今回、ヒカリエの小山登美夫ギャラリーでの個展の時期に合わせて大型作品の展示が草月会館で特別に開催されたのだが、大きいというか巨大な作品群は観るものを圧倒したし、ここまでの作品制作を試みた作家の意気込みは圧巻の一言に尽きた。もちろん桑田作品に独特のビビッドな色や躍動感ある造形美はそのままに、今回はもっと大きく、強く存在する一つのオブジェとしてそれらは草月会館のミニマムで静寂とした空間に配置されていた。海外でも非常に注目されて評価も高い作家と聞くが今回の挑戦的な作品作りは彼の作家としての計り知れない力量を更に知らしめる違いない。それにしてもここまで大きくかつ繊細な作品を会場に搬入し展示した小山登美夫ギャラリーのスタッフの苦労もまた並大抵ではないと思わず感心してしまった。