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artwork ahead 2015.08.12

ignore your perspective 31 「絵画を作る方法」

2015,7,11~8,8 @ 児玉画廊 

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白金の児玉画廊にてignore your perspective 31を見る。今回のグループ展の参加作家は杉本圭助、関口正浩、益永梢子、和田真由子、の4人。「絵画を作る方法」と題されたこの展覧会ではそれぞれの作家が絵画や立体作品で独創的な表現を見せている。杉本圭助は幾重にも塗り重ねた絵の具の層を後に彫刻刀などの刃物で彫り込んで作品を作り上げる。下の層に眠っていた色の異なった層がむき出しになることでイメージが形成される仕組みだ。関口正浩は塗り広げて乾燥させた絵の具の塗面をわざと剥がし、再びキャンバスに張り付けることによって色の膜が新たな絵画作品として生まれるという作品だ。益永梢子の作品はキャンバス生地の裏表に線や色彩を自由に描き進み最終的に絵画的な作品が導き出されるような作用を実験するかのような作品だ。今回はその最終的な展示方法として壁の釘に作品が吊るされるのだが作品を壁に停める為に釘を打つのではなく、打たれた釘の間隔によって作品の吊るされ方が変化するような不思議な展示方法を用いている。和田真由子はイメージにボディーを与えることを作品制作と考え独自の解釈で作品を作り上げる。頭の中でイメージされた建物、煉瓦作りで窓がある建物だがあくまでイメージしたままを作品として現実に再構築して行く試行錯誤的な試みをしている。それぞれの作家が示してみせる絵画という作品を作り上げる様々な方法。アプローチは違えども作品というフィジカルな存在がイメージされてから生まれるまでに何が作品制作に作用してそれぞれの作品を築き上げて行くのかという過程と結果を見ることが出来るのは大変に興味深かった。