ARTRANDOM

artwork ahead 2015.09.30

SIDE CORE – TOKYO WALKMAN

20159.5~10.10 @ hiromi yoshii roppongi

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 六本木にあるhiromi yoshii galleryにて開催されているグループ展SIDE CORE -TOKYO WALKMANを見た。SIDE CORE はストリート感覚が表現の源泉にあるアート作品をキューレーションするキューレーター集団だ。そして、今回のテーマ、TOKYO WALKMANでは8人の気鋭作家を集めている。1979年に発売され全世界で大ヒットとなったSONYのWALKMANはポータブルメディアの先駆けとして我々の生活を変えるほどに衝撃的だった。今回の展覧会はそのWALKMANを展覧会のタイトルとしてポータブルメディアの都市空間における表現の拡張をテーマとしているという。8名のアーティストはそれぞれに個性的な作品を制作、展示している。入り口のすぐ横には仮設の階段があるがこれはEVERYDAY HOLIDAY SQUADというストリートアートユニットの作品だ。「自分達の居場所を新しく作る」というテーマで様々な試みをする彼らが東京の地下にある下水道内部に潜入した記録を映像や写真で見せている。会場の中央にひときわ目立っておかれた自転車のオブジェはNYで25年過ごしポストグラフィティー運動にも参加した後、今は東京を拠点に活動するMADSAKIの作品。NYでメッセンジャーをした経験のある彼はfixedという自転車を日本に紹介したが厳しい規制で取締にあった。そんな経験に対しての挑戦的な提案として今回はママチャリを改造してトールバイクを作って度肝を抜くのがこの作品の目的だ。その他にも1990年代のサンプリングミックスカルチャーを作品化するオーストラリア出身のMark Drewやフリークライマーとしての活動をアート作品化する菊地良太、ブレイクダンサーでもある小畑多丘、東京を代表するグラフィティーライターのTENGAone,SIDE COREのディレクターでもあり自身もアーティストの松下徹、ハッキングカルチャーに造詣の深いアーティストyang02など非常に多岐に渡って個性豊かな作家達がそれぞれに挑戦的、実験的な意欲作を展開している。1980年代前後から世界中で始まったストリートアートの感性は現在、そして未来へと都市の生活の中で様々な表現形態を見せながら進化して行く。TOKYO WALKMANはそんなカルチャーの流れを垣間みれる展覧会である。