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artwork ahead 2015.10.19

淺井裕介「絵はどこから来るんだろう?」

2015.10.30~11.7 @ ARATANIURANO

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白金のアラタニウラノギャラリーで淺井裕介の個展「絵はどこから来るんだろう?」を見た。ギャラリー中の壁面を使った展示は大胆であるが壁面や床など会場全体を作品のキャンバスに見立てて制作される彼独自の作風はすっかり定着した表現方法となった。以前に伊勢丹の2階の展示にも参加して頂いたがその時も絵は飾られた額におとなしくは納まらず、後の柱や壁面にまるで生きた触手のように伸びまくり壁面中に彼の絵が浸透してしまったような大胆な展示を繰り広げてくれた。当然だが彼自身が壁面の絵をその場で描く訳で伊勢丹の時も額を飾ってから回りの絵を描き始めて徹夜で完成させてくれた。今回のアラタニウラノの展示もキーとなる絵や立体作品を壁に配置し、それの回りを取り囲むように彼の不思議な絵の世界が展開するという有様だった。魔法の国にでも住んでいるような不思議な動物や草花、小人のような人や妖精のような存在など彼の描き出すイメージには際限がない。毎回のことだが、まさにこの展覧会のタイトル通り「これらの絵はいったいどこから来るのだろう?」と不思議になってしまうほどに圧倒的なイメージの量なのである。今回は黒い背景に白いチョークのような物でドローイングしているがカラーのセンスも独特だ。溢れ出るイメージ、溢れ出る色、彼の才能は独特であり作り上げるその世界は誰もが圧倒されるような淺井裕介ワールドである。これからもこちらの想定を覆すような精力的な展示を更に繰り広げてくれるに違いなくとても楽しみな作家である。