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artwork ahead 2016.01.14

安藤正子 作品集刊行記念展 “Songbook”

2016.1.13 - 2.1 @ 8/ART GALLERY/OMIO KOYAMA GALLERY

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画家、安藤正子の新作展が作品集の刊行記念として開催されている。 小山登美夫ギャラリーで2004年に初個展してから今回でなんと3回目。 2004年から3回しか個展がないなんて信じがたいが、彼女の絵を見るとその理由が分かる。 とにかく、丹念に塗り描き込まれた油絵の具の表面は驚くほどにツルツルになっている。 その色はまるでキャンバスから浮かび上がったかのように深く、線は鮮やかに躍動する。 数年前に原美術館で彼女の展覧会を見たときもしばらくキャンバスの前から離れられなかった。 遠くで見ると絵の全体の揺るぎない存在感とそこから密かに漂う不思議な力強さを感じる。 そして近くに寄って目を凝らすと絵の中に吸い込まれるような気持ちになるほどに滑らか。 彼女は幼い子供と中部地方に暮らし、年に数点のペースで作品を制作し続けているという。 こんなに丹念に制作された油絵はなかなか見られないが母の強さみたいな力が生み出すのか。 そう、まさに描くというよりも生み出すという表現の方が似合う素晴らしい絵である。 作品集もとても丁寧に作られているが、過去の作品は本の中で改めて見ても感動するほど美しい。