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artwork ahead 2014.02.22

The Artist In His Studio by Alexander Liberman

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アーティスト達のスタジオにフォーカスした写真集「The Artist In His Studio」を書店で見た時に、すぐに購入したいと思った。その本には、印象派の父といわれるセザンヌのスタジオ(アトリエ)から始まり、マチス、ピカソ、シャガール、レジェ、ブランクーシ、ドゥビュッフェ、アルプ、ミロ、ブラック、ルオー、コルビジェまで、歴史に名を残したアーティスト達の姿とそのスタジオ風景の写真が紹介されている。それぞれのアーティストが独特のスタイルのインテリアでスタジオを装飾しているが、作家の世界観の現れであるスタジオの風景は作品とは違った意味でとても興味深いし、なんとなく、どんなところであれらの名作は生まれたのかというのを覗きたい好奇心が凄くくすぐられたのだった。セザンヌだけが本人の写真はなく、主が不在のスタジオ(アトリエ)風景といった感じだが、絵の真髄を究めようと努力したストイックな創作活動をしていたのだろうと想像させるようなスタジオだ。マチスのスタジオは彫刻やオブジェなどもあって、まるで彼の絵に出てくるような雰囲気だが、実際彼はよく自分のスタジオを絵に描いている。ピカソのスタジオは生涯を通してエネルギッシュに創作活動をした作家らしく、おびただしい数のカンバスやオブジェなどの作品で埋め尽くされている。そこに暮らし、毎日大量の作品制作をして家が作品でいっぱいになったらもっと大きなところに引っ越すというようなピカソの大胆な生き方が想像出来る。ブラックのスタジオは彼の絵のように少し暗い色調というか、どこか落ち着いた雰囲気。ブランクーシのスタジオはどちらかというと彫刻の制作工房のようで生活というよりももう作品だらけだ。アーティスト達の作品ももちろん感動的だったり素敵だったりするけれど、彼らがそれを生み出したスタジオも同じくらいに興味深くて素晴らしい。なによりも作家のセンスと好みみたいなものが垣間みられるからとても面白いのだった。