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フミヤさんにとってのアートとは?(第1回)
my art collection 第1回 / 全2回 / 2013.07.10

フミヤさんにとってのアートとは?(第1回)

ONE SIZE GALLERYディレクターである田辺良太が友人の「アートコレクション拝見!」に伺い、アートに関して気楽に語り合うという連載コーナー「my art collection」。記念すべき第1回目に訪ねた友人は藤井フミヤさん。フミアートと題してアーティスト活動もしていたフミヤ氏はコレクターとしても独自の目を持っている。前編、後編の2回に分けてお送りいたします!

アートとは?なんでしょうか?

田辺まず、大きな話ですけど、フミヤにとってアートとはなんですか?

フミヤう~ん、創造性を湧かすよね、何だろうね。。。

田辺インスピレーション?

フミヤうん、なんか、例えば何だろうな。 結局こう、創造だから。 昔は写真の代わりでもあったね。

田辺肖像画とか?

フミヤそう、教会の絵とか肖像画とか。 たぶん、現代アートが生まれてからアートの世界は無限になったんじゃない。 だからなんだろう、インスタレーションアートとか見ると、 とても持って帰れるものじゃないじゃん、あれは。笑

田辺規模が大きいとか?

フミヤそう、巨大なのもあるし、なんていうの?やってること自体みたいなこともあるし。。。

田辺では、アートとはインスピレーションの源?

フミヤそうだね、あと、それが科学によって発展したりとか、そういうのもあるじゃない。 例えば、意外と今のコンピューターだって、 何らかの形でアートが関わってああいうデザインになった訳だしさ。

田辺コンピューターでもよく作品作るけど、手でも描くよね。

フミヤうん、手でも描くね。

田辺ツールだよね、コンピューターもフミヤにとっては。

フミヤうん、ツールだよね。 でも、最初の頃はなかなか面白かったんだけど、 まあ、当時はまだ誰もやってなかったから。

田辺今から、、20年くらい前?

フミヤもう今となっては、ピクサーとか見るとCGというにはおこがましいにも程があるというか。 だから、当時はウォーホールにとってのシルクスクリーンの代わりに使っていたような感じかな。 でも、今は多いだろうね、コンピューターで描く人って。 デザインよりだよね、コンピューターを使うと。

田辺誰でも出来ちゃう?

フミヤそう、だからやっぱり、これからのアーティストは手描きの技術じゃない?

田辺原点に戻るっていう。

フミヤそうだね。

アートをコレクションした?!と思ったのは?

田辺一番最初に、フミヤの中で「あ、俺アートを蒐集した」って思った作品は何?

フミヤそれは、今日紹介するウォーホールかな。 高いの買っちゃったみたいな。 でも、高いっていったってドローイングとかじゃない訳だから。

Andy Warhol「TRUE LOVE」

田辺それは、日本で買ったの?

フミヤ日本で。なんか、向こうから知り合いのつてで「買いませんか?」みたいな。

田辺あー、タイトルがタイトルだけに。

フミヤそう!タイトルがタイトルだけに!TRUE LOVEって書いてあるから。笑 これフミヤさん買うんじゃないかなと思ったんだと思う。

田辺それは断れないよね。

フミヤということで、でも、その時は別に盛り上がらなかったんだ、 自分としては、「あーそーですか」みたいな。 でも、じゃあなんとなく見に行こうかって話になった。休みの日に。 値段が値段だったからさ、今だったらいくらするのか分からないけど。 「これ買うしかないんじゃないの?」ってまわりに言われて 「そうだな」って言って買ったんだよね。

田辺その本には載っているの?

フミヤいや、載ってはいないんだけど間違いなくこのシリーズの中の一つだね。 このキャンディーボックスってやつ。

田辺なるほど、じゃあ83年だからウォーホールが作家として一番乗っていた頃の作品だね。 珍しいよね。

フミヤ珍しいと思う。 この本には全作品載ってるとかいうけど載ってないんだよね。

田辺いや、そんなことはないよ。全作品なんて。

フミヤそうだよね、全作品なんて、そんなことは絶対にないよね。

田辺いっぱいシリーズを作っているはずだし。

フミヤしかも紙じゃなくてキャンバスだったから。 あんまりないなと思って。

田辺何年前に買ったの?

フミヤいつだったかな?

田辺新居になってから?

フミヤいや、もっと前だね。 たぶんもう20年近いね。

田辺その後、ピカソとかも持ってるし、名もない作家のも持ってるじゃない。 フミヤのアートコレクションのポリシーって?

フミヤポリシーはまずね、大きいのは買わない。笑

田辺家具で懲りた?

フミヤそう!家具で懲りた。 アートも最初は大きめの買ったんだよ、やっぱり迫力あるから。 でも、飾るところないし、たまるし。 なるべくなら日本家屋にあったものを買うからそんなに大きいのは買わない。

今気になる!作家や作品は?

田辺今でも買おうって気でどこかに見に行ったりするの?

フミヤうん、するね。ギャラリーとか。 でも、本当は好きな作家を調べてそれを追いかけて買った方が良いんだろうけど。

田辺今気になってる作家とか、買いたいと思う作家っている?

フミヤ買いたいのは、誰のが欲しいかな。 でも買うとしたら平面作品かな、立体はないね。 しかも、やっぱり版画とかしか買えないね。

田辺海外作家のエディション作品とか。

フミヤそう。たまにまだ若い作家のペインティングとかあったりして、 でも200万とかするからちょっと勇気がないと買えない。 版画とかだったら100万前後くらいだったらまだ買えるって感じに思うけど。

田辺じゃあ金額とも相談しつつみたいな。

フミヤそう、別にその、資産にしようとか思ってないから。 たぶん売っても二束三文だと思うんだよ、絵とかって、売る時は。

田辺つまり投資じゃなくて好きなものを買うって感じ。

フミヤそうそう。それに値段の上がり幅で行くと新人のものくらいじゃない、凄い上がるの。 昔の、この時代のウォーホールとかはもう値段が決まっててほぼ変動はないじゃん。 だから、バンクシーみたいに急に出て来て知名度上がって既にもう数千万円みたいなのはなかなかない。

田辺結構無名の人でも気に入ったら買ったりする?

フミヤ無名も買ったりする。 まあ、好きなものを集めてるって感じかな。

「フミヤさんにとってのアートとは?」(第2回)はこちら!

藤井フミヤ
藤井フミヤ

1962年7月11日、福岡県生まれ。 '83年 チェッカーズ としてデビュー。'93年以降、ソロアーティストとして活動。「TRUE LOVE」や「Another Orion」等ミリオンヒットを世に送り出す。今年デビュー30周年&ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを迎える。7月10日にはソロ通産30枚目のシングル「青春」をリリース。デビュー日に当たる9月21日からは1年間に及ぶ30周年プロジェクトの第1弾として全国ツアー「藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1 青春」を開催。(31か所・35公演)