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フミヤさんにとってのアートとは?(第2回)
my art collection 第2回 / 全2回 / 2013.08.12

フミヤさんにとってのアートとは?(第2回)

ONE SIZE GALLERYディレクターである田辺良太が友人の「アートコレクション拝見!」に伺い、アートに関して気楽に語り合うという連載コーナー「my art collection」。記念すべき第1回目に訪ねた友人は藤井フミヤさん。アートの話で更に盛り上がった後編をお送りいたします!

最近買ったアートは?

田辺ところで、作品を買う時には家の雰囲気に合わせてとか、テーマがあるの?

フミヤテーマはあまり考えないかな。 その作品が好きかどうか。 でも、ここに掛ける作品をずっと探してるみたいな時もたまにあるかな。

田辺そういうので見つけた作品とかあるの?

フミヤそうだね、絵じゃないけど、この間スタジオになにか掛けたいなと思ってた時にオノ・ヨーコとジョン・レノンのWAR IS OVERの運動やってた時に配ったチラシというかハガキ?そのハガキが売ってたから、オリジナルが、それを買ったな。 あれもプリントといえばプリントだよね。 エディションなんか分からないけど。

田辺それは歴史的な価値があるよ。 一番最近買ったのがそれ?

フミヤ最近買ったのは、ロートレックの版画だね。

田辺えーまたこれは、印象派ですか!

フミヤ印象派!印象派嫌いじゃないよ!でも、絶対に絵画には手が出ないから。 MOMAとかに入るもんだからね。 でも、だからロートレックの版画が一個くらいあっても良いかなって思ったんだよ。

田辺じゃあ、その辺の後期印象派みたいなヨーロッパの作家作品もいくつか持ってる?

フミヤそう、ルノワールとピカソとロートレックかな。

フミヤさんのアートはどうなっていく?

田辺じゃあ、最後に、以前フミアートをずっとやっていて、最近はやっていないけど、まあファンにはカレンダーやったりアートをやっているけど、将来的にはどうですかアートをやる気はありますか?

フミヤうーん、もう大それた考えみたいのは全くなくて、趣味だね。最終的には自分で描くのは筆かペンのみになると思うね。 デザインとかコンピューターでやったりもするけど、最近は手描きのものをTシャツにするとかも多いんで、なんか、手描きが面白いね。 コンピューター使ってた方が楽な時もあるけど、やっぱり、手描きだね。趣味的に、55過ぎとかになったらまたやるんじゃないかな。

田辺余生の趣味?

フミヤそうそう!余生に趣味として!それでね、なんか、ちょっと発表出来たらいいね。

もう一度、フミヤさんにとって、アートとは?

田辺最初にアートとは?って聞いたけど、 フミヤにとってアートとは何ですか?

フミヤそうだね、まず完全に生活して行く上ではいらないものって言えばいらないものなんだよね。 衣食住が整った上じゃん、音楽にしてもアートにしても。 だからまず心に余裕がないと見ないというか、でも、かき立てられるものはあるね、アートを見ると。 物を作る人間にとっては特に。。

田辺刺激を受ける?

フミヤ刺激を受けるね。 あと、変な話だけど、普通のレストランとかにでも、1枚凄い絵が壁に掛かってるとそいつがめちゃくちゃ主張するじゃん。 それが、店自体の記憶にもなるし。そういうパワーはあるね。でも、意外とレストランの人はそういうの気が付かなくて、埃がたまるからとかいって飾らないですよとか言うけど、全然違うのにな~とか思う。

田辺海外のお店の方がそういう点アートを壁に掛けてる?

フミヤ海外は掛けてるよね、だから、家でもそういう事は言えると思う。 思うけど、海外に比べて日本人に欠けてるものは実はそこだよね。 アメリカに行くとコストコみたいなスーパーにさえアートが売ってるじゃん。 3000円くらいでオイルペインティングってやつが。笑

田辺確かに売ってるね。

フミヤそれで、リフォームされた家みたいの見に行くと壁にアートがいっぱい掛かってる。 それぞれの部屋に。セットみたいに。で、その部屋の雰囲気がモダンになってるじゃん。 そういうものが本当に3000円とかから買えるような状況で普通にスーパーにだーっと置いてあるじゃん。 だから、家具を買う時に椅子が絶対にいるよねっていうのと同じでそこに絶対にアートがいるっていう感覚でアートを掛けるけど、日本人にその感覚はないよね。

田辺まさにその感覚が日本になくなった気がするんだけど、日本って床の間文化だったから日本家屋から床の間がなくなったらアートの居場所もなくなったのかな。

フミヤそう、日本ってアート飾るのは床の間と玄関しかなかったからね。 でも、最近玄関とか床の間とかなくなって来てる。 あとは、トイレになんか詩を書いたのが飾ってあるとか。笑

田辺まあ、トイレはまだかろうじて飾り場としてあるとしても玄関も立派な玄関はなくなったし。

フミヤないね、あと、物が増え過ぎてるんじゃないの?一般的にいうと。 なんか、百均的なものがたまっていくんだよ、百均のかごの中にまた百均がたまって行くみたいな。。。 そういうのが雑然とあるからそこに飾れるものはもうカレンダーくらいになっちゃう。 でも、インテリアショップとか行くと昔に比べたらアートとか色々とデザインされたものは生活に入って来てる。 だからそういう意識は上がって来てると思うな。 ただ、海外だと小さいのだったら1000円とかくらいでアート売ってるからね。 海外だと壁にはアートが必ずと言っていいくらいあるからね。

田辺たとえ安っぽいモーテルでもある。

フミヤあるある!何も飾ってない壁ってないもんね。笑

「フミヤさんにとってのアートとは?」(第1回)はこちら

藤井フミヤ
藤井フミヤ

1962年7月11日、福岡県生まれ。 '83年 チェッカーズ としてデビュー。'93年以降、ソロアーティストとして活動。「TRUE LOVE」や「Another Orion」等ミリオンヒットを世に送り出す。今年デビュー30周年&ソロデビュー20周年のダブルアニバーサリーを迎える。7月10日にはソロ通産30枚目のシングル「青春」をリリース。デビュー日に当たる9月21日からは1年間に及ぶ30周年プロジェクトの第1弾として全国ツアー「藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1 青春」を開催。(31か所・35公演)